孫子に経営を読む

書評

『経営戦略の論理』で有名な伊丹敬之氏の著作。元ボスコンの内田和成氏が伊丹氏の本を紹介していて知ったんだよな。けど、『経営戦略の論理』は未だに積読本として埋もれている・・・。

孫子と言ったら、やはり『彼を知りて己を知れば、勝ち乃ち殆うからず』という一説が有名だが、この本では孫子からの多くの引用があり、それに基づいて筆者が実際の企業ケースに応用させて論じている。

読んでいて思ったのは、古典になればなるほど、しかも孫子のような兵法書は特に、読み手によって如何様にでも解釈できるのだな~ということ。そして、ビル・ゲイツや松下幸之助が愛読していたことは有名だが、彼らが成功してから読んだのか、それとも苦悩している時に読んだのか?そこがすごく気になるなーってこと。前者のような気がしてならないのは、自分がひねくれているからなのか。

とりあえず、最も印象的だったのは。『まず、正攻法。そして奇手を組み合わせよ』ってこと。

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