つなみ 被災地のこどもたち80人の作文集

書評

つなみが被災地を襲ってからもう半年が経とうとしている。

私は8月の初めに1週間ほどボランティアに行ってきたが、津波の影響は非常に大きく、そこらじゅうに瓦礫の山があり、未だ片付けが手付かずの土地もあちらこちらに見受けられた。

そんな被災地で暮らす子ども達の心の傷の深さは想像をすることができないほどのものだと思う。

けど、この作文集を読んでいると、子ども達が確かに前を向いていることが伝わってくる。本当は辛くて、泣きたい気持ちなのかもしれないが、前を向いて、未来のために進もうと努力しているのが伝わってくる。

大人達の型にはまった文章によって伝わるものもたくさんあるだろう。しかし、それ以上に子どもが書いた、自分の思うありのままを書いたような文章からはその思いがありのまま、伝わってくるように感じる。

これを読んでわかるのは現実のほんの一部かもしれない。けど、そうやって少しでも被災地のことを考え、自分を含めた、日本の将来を考えていくことって、本当にとても大事なことなんじゃないかなって思う。

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