宮台真司の本。
本人曰く、「宮台真司版日本の論点」
本人は日本の論点よりもディープな領域に入り込んでる、って書いてるけど、そうは思わなかった。ただ、風俗とか援交とか、”日本の論点”に執筆するような人達があまり触れないような話題に触れてるだけなんじゃないか、と。
まぁ、俺が宮台さんのいう”ディープ”の意味を捉えられてないだけかもしれないが…。
まぁそれはいいとして、全体としては楽しめた。
面白かった一節を引用。
「大学の先生が教え子を性的に誘惑するどころか食事に誘った程度で、今の日本ではセクハラ扱いされます。『権力で、断れない者に無理強いした』と。フランスの大学生たちは、そんなアメリカ流を、『女子学生が大学教員と性的関係を結ぶ権利を奪うのか(笑)』みたいにからかっています。」
本当に戦後の日本はアメリカだけを見習ってきたようなものだから、”アメリカ=世界”だと思いがちなのかな~とか思った。
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